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第7回日仏自治体交流会議における日本語フランス語通訳

2022年10月3日から6日に、第7回日仏自治体交流会議がエクサンプロヴァンス市で開催されました。この4日間、日本とフランスの自治体代表者たちがエクサンプロヴァンスのコングレスセンターに集い、イノベーションというテーマの下、両自治体の実践経験を踏まえて、持続可能な開発及びコロナウイルスの影響を受けた社会における包摂性について、ATENAOの同時通訳を介して意見を交換しました。

エクサンプロヴァンス200人以上の日本およびフランスの行政関係者が集結

4日の間、エクサンプロヴァンス市には、200人以上の日本(東京都、横浜市、熊本県、奈良県、静岡県、豊田市)およびフランス(パリ、リヨン、マルセイユ、グルノーブル、ナント、ディジョンなど)の行政関係者が集結し、第7回日仏自治体交流会議が開催されました。フランス側からはヨーロッパ・外務省、日本側からは総務省及び外務省の協力の元、「ポストコロナの世界における包摂的で持続可能な地域のためのイノベーションの緊急性」と題されたテーマおよび、国際加盟国により陳述された「17の持続可能な開発目標(SDGs)」についての意見交換が、以下3つの分科会を通じて行われました。

  • すべての人が尊重される成熟社会
  • どのような持続可能な経済モデルを目指すべきか
  • 環境問題の当事者としての地方自治体

第1回目の日仏分権協力会議は、両国の160年にわたる密接な関係を証明するものとして、2008年にナンシーで開催されました。左記の成功を受け、その後は2年毎に日本とフランスの交互で開催され、両国の66の都市、県、地域が姉妹都市提携や協定で結ばれ、現在では70以上の地方協力プロジェクトに、日仏双方の自治体が参加しています。

エクサンプロバンスは、日本、特に熊本市と30年以上にわたって非常に強い友好・協力関係を築いており、2020年には第7回の開催予定地にも選定されていましたが、新型コロナウイルス感染症の大流行により計画は中断。開催は2年延期されました。そのため、第7回日仏自治体交流会議の開催は、ことのほか待望された回でもありました。

エクサンプロバンスと熊本には、多くの共通点があります。どちらも、伝統、水、芸術の街であると同時に、活気に満ちた都市でもあります。両都市の協力関係の土台は、能楽師、狩野丹秀氏による能舞台の寄贈により築かれ、2013年には交流都市協定が交わされました。

 

ニーズ:フランス語 – 日本語の双方向同時通訳

第7回日仏自治体交流会議の開催会場から数メートルの場所にエクサンプロバンス本社を構え、東京の渋谷地区に支社を置いているという立地条件からしても、ATENAOは、本イベントの通訳を成功させるにあたって、最も適した通訳会社だったと言えます。

会議、視察、分科会での同時通訳には、多くの人材と機材が導入されました。

  • 4組に編成された合計6名の日本人通訳
  • 視察(視察観光案内所の公式なガイドが計画した歴史遺産、プロヴァンス体験ワークショップ、日本庭園と能舞台、フランスで最も環境を優先するテクノポリス視察):スーツケース3個相当のウィスパリング機材とヘッドセット150組
  • 会議:3台の同時通訳用の固定ブースをエクサンプロヴァンスのコングレスセンターに設置
  • 分科会およびワークショップ:3台の同時通訳用の移動式ブースをエクサンプロヴァンスのコングレスセンターの各部屋に設置
  • 各種式典、ラウンドテーブル、全体会、報告会における以下発表者のスピーチ:同時通訳用の移動式ブースをエクサンプロヴァンスのコングレスセンターのプロヴァンスグランテアトルに設置
    • フランソワ・レブザマン ディジョン市長、Cités Unies France理事長
    • 岡本保 一般財団法人自治体国際化協会(クレア)理事長
    • ジャンピエール・コラン プロヴァンス=アルプ=コート・ダジュール地域圏 副知事、財政および 協力機関担当
    • 大西一史 熊本市長(ビデオ参加)
    • ソフィ・ジョワサン エクサンプロヴァンス市長
    • 伊原純一 駐フランス日本国大使
    • ジャンポール・ギオメ 欧州・フランス外務省 地方自治体対外行動担当大使

主催者は「日本とフランス両国の交流会議を成功に導いたアテナオの貢献を称賛します。参加者の皆様には同社の通訳サービスにご満足いただき、またエクサンプロバンスに再来したいとのお声も寄せられました」と成功を讃えた。

アテナオをご信頼いただき、重大な任務をご用命いただいた広報・国際協力本部関係者の皆様に、心より感謝申し上げます。